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セミとカナブン@
ごきげんよう、ミジンコです@
今日はちょっと、虫についてのお話をしようと思います。
虫が苦手な方はご注意ください。
さんざん鳥が好きだと連呼しているわたしですが、生き物が全般的に好きです。
よく話すとドン引きされるのですが、部屋にゴキブリが出た場合でも
コンビニの袋などを利用してうまく捕獲し、家から少し離れた公園に逃がしたりします。
幸い1人暮らしを始めてから1度しかゴキさんには遭遇していないのですが、
小さいクモが年3回くらい出るマンションなので、クモも逃がします。
蚊や小さい飛ぶ虫など捕獲の難しいものは、ひよりんに被害が及ぶと大変なので
残念ですがそれなりの対処をしています。
生き物全般が好きなので、虫も出来る限り殺したくない。
頑張って生きて欲しいと思うのです。
特に頑張って欲しいとここ数年思うのは、夏の虫たち。
特にセミとカナブン。
毎年なぜか、彼らが週に3~4度の割合で
マンションの廊下でひっくり返っているのを目にします。
道端でもよくお日様に焼かれるように転がっています。
きっとみなさんも一度くらいは見かけたことがあるのではないでしょうか。
ここでみなさんにお願いがあります。
道端でひっくり返っているセミやカナブン、
踏まれて潰れていない状況の場合9割の確率で
そいつらは 「ひからびてぶっ倒れているだけ」 です。
もしも虫がそんなに嫌いでなく、5分くらいのお時間を割く余裕があれば
下記の方法を気が向いたらお試しいただきたいなと思います。
***
①生存確認
そっと指先でつつくか、息をふーっとして、反応があるか確かめましょう。
まだ息はあるがひっくり返っている場合には
適当に地に足をつける体勢に、転がして起こしてやりましょう。
(指にとまらせて、地面に自力で戻してやれるのが一番親切ですが・・・)
②水分を与える
水、もしくはお茶などを彼らの顔の近くの地面に垂らしてあげましょう。
(1円玉ほどの水たまりがベスト)
彼らが水たまりに気づかない場合は、若干強引に水たまりを増やして
顔に水たまりがあたって気づくように仕向けましょう。
③水を一心不乱に飲む様を見守る
およそ1分~3分ほどで、彼らの渇きは潤うはずです。
水たまりから離れるまで、しばし温かい目で見守りましょう。
恐らく、目に見える形で必死に口を動かし、夢中で水を飲むはずです。
炎天下の中飛び続け、水分をろくに取れず倒れていたともなれば、
人から見れば1円玉程度の水たまりですら、彼らにとっては砂漠のオアシス。
彼らの「ヒャッホーウ」という心の声が聞こえた気がしたら、
あなたは立派な夏虫救助隊です。
④身柄の確保
水分補給を終えると、歩き出すなど、先程より活発な状況が確認できるかと思います。
指を差し出して、こちらに来るよう導きましょう。
触るのに抵抗があれば、重ねて畳んだティッシュや、
その辺に落ちてる葉っぱなどで代用してください。
ただ、あまりつるつるしたもの・足場として柔らかすぎる物など、
虫の足で止まりにくいものですと、なかなか乗ってくれない可能性もあります。
⑤安全な場所へ逃がす
無事に手や代用品に乗らせる事に成功したら、
安心して休めそうな木や植物のある場所へ連れて行きましょう。
オススメの場所は「日陰にある適当な木の幹あたり」です。
セミならば、登っていけばそのままミンミン鳴ける、少し大きめの木だと親切です。
近くにアリがたくさん居たりすると、とたんにフルボッコに合う可能性もありますので
逃がす場所に他の天敵が居ないか、少し周囲を警戒してあげてください。
なにせ彼らは病み上がりの身ですので・・・
適当な場所で地面や木に降ろしてあげたら、そこでミッション完了です。
***
夏コミ会場でも見かけたのですが、道端でぺしゃんこに踏みつぶされているセミを見ると
ちょっと水を飲むだけで復活して、また元気に飛び回っていたかもしれないのに・・・と
なんだかとても悲しくなります。
5分ちょっと介抱してやるだけで、見違えるほど元気になってくれて、
夏の晴れた日にまたどこかで元気に飛び回る姿を想像すると、
ちょっとだけ心がほっこりするものです。
去年、帰宅時うちのドア前にカナブンが3日連続で行き倒れているのを救助した時、
4日目にはいけめんに変身したカナブンがチャイムを鳴らしてはくれぬものかと
ちょっと楽しい妄想をしたりもしましたが、まぁそんな嬉しいハプニングはおこりません。
・・・おこりませんが、元気を取り戻した虫たちの心の声を妄想すると
なかなかキュンとくるものです。虫も嬉しい、わたしも嬉しい。
素晴らしいことではありませんか。
みなさんも気が向いたら、人助けならぬ虫助けを1回くらい試してみませんか@
楽しいですよ@
2012/08/23 (Thu.) Comment(0) その他@
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